会議所ニュース

2月号

経営者の強い味方

いよいよ確定申告の季節の到来です!
この時期に特に頼りになるのが、税のエキスパート“税理士”
今回は、本誌「でじまる君の経営相談」の税務コーナーの寄稿でもおなじみの石橋文税理士事務所所長・石橋文さんをご紹介します。

全国で一割の女性税理士!
気軽に相談してもらえる存在でありたい

平成18年2月に税理士となり、今年、開業8年目を迎える。
昨年6月までは、長崎商工会議所税務相談所長を約6年間兼務。2つのポジションで、それぞれの役割をこなしていた。

現在は、その経験も生かし、日ごろの巡回指導から税務代行、書類作成、税務相談などの会計税務を専門に経営者の強い味方として活躍する数少ない女性税理士。

「会計税務に関連して、融資や社会保険、不動産、相続などの相談を受けることもあります。そういった専門外のことでも他の専門家の先生に入っていただいたり、ご紹介したりしながら、全面的に対応させていただいています。“おかね”という非常にデリケートな部分を任せていただくわけですから、お客様との信頼関係はとても大事。何でも気軽に相談していただける存在でありたいですね」と語る。

25年にわたる努力の賜物
その源はハングリー精神!

税理士(※注)になろうと思ったのは、大学時代に友人に誘われて入ったサークル「会計経理研究会」で簿記の知識を深め、日商簿記1級に合格したことがきっかけ。このころから何か専門知識を身につけて、社会の役に立つ仕事がしたいと思ったという。

大学卒業後、税理士事務所に就職したが、結婚し、1年半で退職。家事・育児に追われながらも会計の勉強は続け、昭和60年に簿記論、翌年に財務諸表論の科目合格。その後、相続税、消費税を科目合格し、専門学校で財務諸表論の講師をしながら、平成18年に法人税に合格し、5科目試験合格という形で念願の税理士資格を取得した。

実に25年にわたる努力の賜物。今では、ひとつひとつの科目を基礎からじっくり勉強した時間が、とても大切だったと振り返る。

「途中で他のことをしようかとあきらめかけたこともありました。でも、やっぱり会計が好きで、私にはこれしかないというハングリー精神が継続の源でした」と語る

石橋所長の思い

そんな石橋所長が、会計税務相談を受ける中で特に大切にしているのが、『利益の意味』を理解してもらうこと。

「利益を増やすためには現状を把握し、これからどうしていくかを考えていかなければなりません。そもそも利益とは何なのか。決算書上のどこに記載されるのか。会計のしくみが分からなければ、収益がどれだけで、経費がこれだけかかって、最終的に利益がどのくらいあるのかさえも把握できないことになります。経営者の中には、忙しくて経理のことはお任せ、「どうも数字は苦手で」といった方なども少なくありません。『利益の意味』を理解しないまま、経営を続けていくのはとてもリスクのあること。だからこそ、丁寧にご説明し、理解していただくことに努めています」と語る。

その背景には、お客様の会社が成長していってくれることが何よりうれしいという石橋所長の思いがあふれている。

「申告どうしよう?」、「これでいいのかな?」など会計税務のことでお悩みの方!
決算や税務申告はもちろん賢い節税対策など、多岐にわたって相談に応じてくれます。一度、ご相談してみては?

※注
税理士とは税理士法に定める国家資格。
税理士試験は年に1回実施され、会計学科目の簿記論・財務諸表論の2科目(必須)と税法科目3科目(選択)の5科目の試験合格をすることが必須の難関試験。大学院等で学位を取得することで科目免除の制度もある。

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九州北部税理士会所属

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